投稿日: 3月 31, 2021

ちょもらんま

カテゴリー: ディレクター私物, 開物成務

(「ちょもらんま」は私物であり、MWLで取り扱いの予定はありません。)どうしても現物を見てみたくて、それは作品展示でなくて、ミュージアムショップでの販売陳列なのだが、長らく我慢していた訪問。昨日は休みで意を決して熱海へ、静岡県だ。美術館の存在も知っていたけれど、なぜこんなすごいものが、すごい人達の作品が、ここに集まるのかが不思議でならなかった。行ってみて全体が理解できたわけではないが、その片鱗の一部を知ったように思う。昨日初めて行ったのだが、これから何度か通うことになるだろう。とにかく目的は一に「ちょもらんま」二に「仁清」であった、しかもその仁清は国宝なのだ、それが手の届く距離で一人で堪能できた。ないな。

とにもかくにも、人間国宝「室瀬 和美」さんである、今まだ70歳。添付しているTEDの時もまだ60前半、すでに人間国宝なのにである。なぜTEDに出る機会があったのかも不思議ではあったのだが。このプレゼン力の凄さ、素晴らしさである。優れた学者、名だたるトップ経済人ですら、これだけの語りが出来る人はいない、ゼロだ。人を引き込む起承転結の話がある。経営者はこれを参考にして自らを「学び」に向ける必要がある、自分の会社をさらに優れたものにしたいのならば。話がまたズレそうだからやめておきます。

TEDはダウンロードした、最近はダウンロードすることが多い、変なぶら下がりや、意図しないようなものがくっついてくるから。あえて枠の中だけに優れた資料を残していたい理由からだ。伝えたい意図がブレる。容量の関係で画像が落ちるが我慢いただきたい、探せばオリジナルにも到達できるから。容量の関係でアップロード出来ない、尺の長いものは引用コピペにとどめておく。

ここも目白だ。
うちの今年四月以降からの、これからの新しい店のテーマ「日用(常)工芸品」美術の取り扱い。を表現するに最も相応しい、私はこれを日常に使う。それでこそ意味があるからだ。だからどうしても欲しかったものである。ただの雑貨店ではない。(この作品のMWLでの取扱予定はありません。)
大と小の二つ入りのセット。山に持って行くために作られている、から、軽い。けど漆がかかり強い、漆らしく、内ははツルッと仕上げて、外はアウトドアらしく、無骨さを残す、これこそアウトドア雅の逸品だ、本当に軽くて強い、中も外もツルッではないのだ。そして使ってなんぼ。大事にしまって置かない。それが日常の工芸品の雅のシリーズになる。単に民芸でなくそこに工芸の極みを見とどける事になる。それには都会の暮らしをみてなければならないのだ。室瀬さんにはそれがある。
めし椀としる椀と考える。

以下は人間国宝たるゆえんの「蒔絵・まきえ」漆芸(しつげい)この上下セットの動画で、少し漆芸のかかりにつけるのかなぁ。金の蒔絵は日本の象徴である。上の動画はダウンロードしてる。

蒔絵 室瀬和美 時を超える美 本編 これはユーチューブ

ミュージアムカフェのメニュー、食器類はなんと室瀬さんのデザインによる、いいね。ケーキは、かのパティシェ・鎧塚さん、これは訪問する理由の三つ目に上がったコンテンツ。大事だよね。おいしかったですよ。紅茶しか飲まない。芸術性が高いから。