投稿日: 10月 05, 2021

京都国立近代美術館

カテゴリー: Liberal Arts

最後、四つ目の目的はここ、展示会と所蔵品のごく一部を見た。日本の風景展では横浜に関連する素敵な作品がとても多くあった、少し調べてみたい。ここには川勝コレクションという、425点もの川勝さんから寄贈された寛次郎作品を所蔵している。常に何十点かを常設展示していて、それも見に。人間国宝を固辞し続けた寛次郎、京都ならではの感性がある。五条坂から歩けばいくらでも先達の偉業に出会えるからね、そういうことも固辞の背景にあったのかなぁ。一陶工を貫いた寛次郎、まぁね、一と言っても一のレベルがね違います。川勝さんとは高島屋のバイヤーです。その時代の、寛次郎に惚れ込んだ人です。高島屋の美術部の錚々たる歴史はこの人の手によって確立されている。やはり作家だけでもダメなのです、それが世に出る場を提供するセンスある人たちの存在が、また大事、それがあって周知の知るところとなる。メデイアでもない。現物を見れて触れる場だね。そして紹介する手法や感覚。川勝さんは優れていたねー。寛次郎は島根、安来町から東工大へ、その時代に東工大という選択肢もすごいですけどね、そこで知友との決定的な出会いもしている。基礎の教養があっての一陶工です。島岡達三も東工大ですね。彼らの何十年も後ですけど。科学技術の拠点で人間らしいものを作った人たちですよ、それが作品としての尊さをあらわしていると僕は思うな。これぞリベラルアーツと言いたい。知は、智は、何をも邪魔はしないよ、助けられることのみだ。

平安京の平安神宮の大鳥居前にある
日本人が見るべきもの、若ければ若いほどいいけどね、ま、気が向けば行けばいいさ
いいね、凛としとる

投稿日: 10月 05, 2021

阪急電車

カテゴリー: 街物語
河原町から烏丸まで一駅だけ乗りました。
昔からの内装、ウッドのパネルにビロードみたいなシート、昔はグリーンでした。アルナ工機という会社が作る、それも昔はナニワ工機という名前でした。マルーンの車両、清潔な内装は乗車する人たちにも大切に使う社会の器という概念が育っている。昔は阪急東宝グループの関連企業の広告しかなくて、それも限られた場所への掲出だけにとどめられていた。阪急東宝ならではの美意識の矜持です。という風に母に教えられた、中学の頃3者面談で学校いく途中に珍しくそんなこと言ってたなぁ。
今年もこの時期、始まりましたわ。3次試験まであり、わずか40人の狭き門。この学校の昔あったところから100mほどのところで生まれ育ちました。だから特別な想いがある。今はもっと大劇場に近いところにある。すみれ色が好きな理由、すみれは宝塚の市の花。

投稿日: 10月 05, 2021

今回の一つ目の目的

カテゴリー: アルチザンな人たち

今回の一番はこれでした。京都京セラ美術館の一部で開催されている”モダン建築の京都”素晴らしかったですね。図録を買ったので、図録をよく読んでからもう一度行きたいと思ってます。中でもフランソワ喫茶室と聴竹居(ちょうちくきょ)の紹介がとてもよかった。

ドーン!
時代時代を象徴する地元企業が京都アートを支え続けてきた。今はやはり京セラ。
カフェ・ド・テ:フランソワ 四条河原町 その家具とステンドグラスを展示 ステンドグラスのためのデザイン画
京セラを見終えて、返す脚でフランソワへ、そのままありましたわ。ムフフ こういうのが一番好き。
メニューがかわいい、これはすごいな これには勝てません。
お一人さま〜、オーダー入れば卵を焼く、エッグサンド、絶妙なうまさ。 卵もふわふわ
ドナルド・キーン先生は京大大学院時代に友人といつもここで待ち合わせをしたという。なんとぉ。。。本物ステンドグラス。
天井の情景やランプがとても素敵、トータルでモダニズム、今回の展示会を象徴していました。
ついでにこれも頼んでしもうたとです。