投稿日: 8月 22, 2022

赤のNB

カテゴリー: Liberal Arts

ナショナルブランドではなくてNew Balanceのこと。添付の写真、昔こういうおばあちゃんやおじいちゃんに履いてもらったNBの宣伝フォトショットは新鮮だった。ほんとうにそういう人たちが履いているのか、いたのか?が気にはなったのだが。

店のご近所、三軒先の今年100歳のおじいちゃま。この暑さの中でも出かけてこられることが多くて、店の前を通られるのをよく見かける。見つけて僕が頭をさげると同じように頭を下げていただく、向こうから先に頭下げられて通り過ぎることもある。最近シューズが変わった。赤のニューバランスのネイビーの文字のNマークのに。ベースボールキャップに赤のNBはトレードマークで、着られている服も、いつもお洒落で、目がとまる。ご自身で買われているのだろうと思う、うちに来て僕との会話の中でマグカップを選ばれている感じを見ていると。うちの展示会の作家さんのディスプレイが変わるたんびに外からじっとしばらく見ておられるから(町の小さな小売店の店を開けている喜びでもあるのだ、これが)、シューズも同じように、遠くもない元町のABCに行って探されてくるのかなぁと想像している。ベースボールキャップとNBのシューズの関係が不自然ではなくて、しかも全体がいつも大学低学年の少年のような恰好をされる、とにかく洒落ているんだ。眼鏡も洒落ている。ま、奥さんのおばあちゃまがこれまたリセンヌでも有名なおしゃれおばあちゃまで、いつも頭にスカーフを巻かれていて。これが素敵、もちろん服も。とにかくこの通り随一の素敵なご夫婦である。

今年100歳で、赤のニューバランスを履いておられる日本人は、おじいちゃまだけだと思う。間違いなく、宣伝ではないんだから。こんどどうして買われたのか聞いてみよう。きっと素敵な答えが返ってくると思うんだなぁ。

街物語