投稿日: 3月 29, 2023

京料理・二傳

カテゴリー: アルチザンな人たち

傳(でん)伝えるという意味です。「にでん」と読みます。堀川を東に入った姉小路にあります。驚きの美味しさでした。京料理の懐の深さに改めて感慨深いものを感じてしまいました。ふきのアクが完全に抜けている、シンプルな旨さは、料理人の基本、どれをとってもおいしくて、無言で味わい食べ続けてしまいました。京料理の真髄、二傳さんでございました。いやぁ、嬉しいな、幸せな時間が流れていきました。

この筍の隣にある2本のふき、その料理の味を知る、絶好のネタでございます。最も味を出すのにむずい、アイテム。格別の品格がありました。僕はまず一番に食します。
器もすごい、お出汁もすごい。芸術です。
晋也さんの土瓶、陶泉窯の「やぶ椿」の煎茶湯呑み。親子の共演。老舗が老舗を使われる、京都の街。この取手の製作も晋也さんの手仕事。600ccほどの二人分の土瓶。料理の最後の京ほうじ茶。左は料理の最初に出てきた煎茶碗。器使いのルールは京都で知ることになる。それは料理の多様性の拡がりとともに進化、深化してきた京都の歴史。あぁ京都はいいなぁ。
京料理・二傳