常滑の急須販売の老舗、磯部商店さんのオリジナルである。
世界を視野に入れた急須として企画されている、合点が行く考えだ。
クリーム・ホワイトという色がいいのと、黒の二点盛りが納得いく。
今年のGOOD DESIGN賞に推奨したい。このジャンルの筆頭であろう。これが取らずしてどうする、何が取るんだというレベルに仕上がっている。取手の薬指に添える還しの跳ね、絶妙な機能でデザイン化している。さすがである、知見のレイヤーが違うな。
老舗x老舗の共同プロジェクトだ。第二、第三を期待したい、が、まずコレだ。
蓋とボディの合わせの精度や、茶漉しの取り付け位置、茶葉との関係を想像するに絶妙な付け位置なのである。
強そうなボディ、ツマミの形の良さと長さ、ツマミ良さ、落とすことがないだろう。それらを踏まえた上でのデザインだ、わかって欲しい。手に入れるはまずこれだろう。急須はたくさんいるのだお茶を始めると。これが出てしまった以上は、まずこれだろう。
色がいい、アイボリーという、しかも薄めの、だから白と言える。実際はやはりアイボリー・ホワイトという感じだ。
1ヶ月ほど、毎日使い、ずっと眺めて、手で触り、洗ってみて、淹れてみて、佇ませて見て、急須ばかり見ている男は、ずっと考えていた。
結論である。
さぁ、世界が待っている。
他にない急須