金柑マーマレードへの道

ありがとうございます、まずは感謝と御礼の気持ちを。

皮と実の部分を分ける、手前の実の方だけを煮詰めて、自然なこの子由来のペクチンというマーマを固めるためのエキスを抽出する、種子や袋の硬い部分を取り除く、という丁寧な作業を施す。なんでも同じですよ、特に「食」なので神経質さを求められるのだ。
 この鍋、結構デカいんですよ、フランスの鍋、それがこれぐらいあるんだから、すごいですね、でもそれが小さくなる。マーマレードが美味しくなる理由だ。ああ、オーガニックのレモン果汁を付加しますよ。
金柑マーマレードがうまいのは、もともと皮を食べる対象としての金柑だからだと、思う、オレンジは直接は皮は食しませんからね。マーマレードにしてマイルドになるのはそこだろうとね、思うんですね。
 細かく、口に入っても違和感ないぐらいの大きさに、自分用だから、どのようにも時間をかけて丁寧に作ることができる。金柑のマーマは本当に美味いんですよこれが。
手造りに手を尽くす。もう金柑も終わり、春になる、でもマーマレードとして結実するのです。ありがとうな冬。