新春恒例の「六古窯・常滑焼」伝統の急須展を行います。3日と4日は初売り、3日は予約制となります。明日の夜8時に予約のサイトをオープンします。年末・年始の何かとお忙しい中を誠に恐縮には存じますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。店主敬白
今年はポスターも創りました、我ながらではございますが秀逸なものになりました。
新春恒例の「六古窯・常滑焼」伝統の急須展を行います。3日と4日は初売り、3日は予約制となります。明日の夜8時に予約のサイトをオープンします。年末・年始の何かとお忙しい中を誠に恐縮には存じますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。店主敬白
今年はポスターも創りました、我ながらではございますが秀逸なものになりました。
九谷の話が主題の出張でありました。が、データが重すぎて、ただいま進行中で、いずれまた、もう期待度特大ですからね。いずれ。
金沢で美術館見るなら、まず県美でしょうとNHKの方からの情報あり。何はなくなともまず県美へいきました。人っ子ひとりなく、とてもじっくりと鑑賞できて嬉しかった。その後歩いて21世紀美術館も行きましたがここは若い人たちでいっぱいでした。
前田家の至宝の数々はここにありですね。
か
てなわけで、五木さん由縁の場所へ、「金沢五木寛之文庫」へ、2階になる。まず全くもって驚いたのはウィーン分離派の世紀末様式の秀作:ヨーゼフ・ホフマンのチェア、フレーダーマウス(こうもり)が二人掛けと一人掛けとテーブルでセットであり、目が点になり、なぜ突然、フレーダーマウスなんだ?こんな高い椅子をいくつも使っている?そして一階にあった曲木の椅子たちも、シートの貼り地から、これは世紀末様式と思い、裏返し確認すると、トーネットのもの、つまり本物だった。それにしても2階のホフマン全開には驚きを超えて、目が点だったのだ。
まぁ、そのなぜウィーン分離派に至るのか?をしばらく考えを巡らすと、五木さんとの関係か、と思い始めた、あるいはご本人の意思かな?とも。そう思うと早い、たくさんの英知が集まる脳になる。
つまり、懐かしい記憶を思い起こせば、五木さんの秀作「哀しみの女」である、ウィーンを舞台にした、まだ売れない画家とその才能を見つけ育てた女の物語であった。はたと、そこに想いが行った。あぁあれか、である。マーラーやヨハン・シュトラウスなどの名曲の数々とともにある小説そのものの舞台、そこはウィーン、ウィーンと言えばウィーン分離派の仕事と、この椅子たちも納得の落としどころの自分なのであった。書くと一万字以上になるので、はしょる。(椅子の写真を撮りたかったが、二階そのものが撮影禁止だったのだ)
三越前の地下一にある「タロー書房」のセレクトや提案はいつも秀逸である。わざわざ自分の琴線にかかるように訪れるのだ。必ず何冊かを買わされる、そんな本屋はなかなか無いな。本屋はここと決めている。
お題の「内灘夫人」とは関係ない。一番下の写真、東書やってくれるぜ、装丁も文字組もこだわった一冊だ。僕には金沢とは五木さんを感じるところ。
内灘夫人は金沢に縁がある五木さんの作品だ。内灘海岸である。この本はリアルな時代に読んでいる、ほぼ世の中から消え去っている、僕にとっての秀作、金沢イコール、五木さんの内灘夫人だ。