二つのY

僕が使う二つのY 。まずこれはハーマンミラーのアーロンチェア、世に数多(あまた)あるこの手の椅子のTHE ORIGIN つまりリーバイス。そしてもう一つのY、ハンス・J・ウェグナーのデザインによる、通称Yチェア、カールハンセンサン社ではCH24という品番。人間工学的に座るということにはこの腰のあたりのYがとても重要なように感じるのである。この二つの椅子には意識せずに共通項が存在したのだ。だから背中がYという文字になる。このアーロンも20年ほど使ってはいるがびくともしないし、とにかく腰が痛くならないし、精密機械のように考えられた構造はとても気持ちの良い着座感でいつも両肘をついて、長くデスクに向かっている時などは寝てしまっている、寝れる、から不思議だ、前に突っ伏すことでなくて、後ろにもたれて寝てしまうのだ。とても居心地がいい。このアーロンチェアは絶対のおすすめだ。うちでは扱いはないが。そしてCH24 の通称 Y-CHAIR これも、ウェグナーの椅子の全てがそうだが、体に沿うやさしさがある、だから長く座っていられる、世界でもデンマークのヒュッゲと日本人の暮らしが、特に高い評価で認めた椅子である。それぞれ安くはないが、他に変わりがなく、到達できないものがある二つのYである。それぞれ体にとてもやさしいのだ。 ヒュッゲな暮らしを目指そうではないか。

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