ATP500のサンクトペテルブルクの決勝を見た。ロシアのアンドレイ・ルブレフが優勝。ボールがかわいそうなぐらいに潰すように叩くフォアハンドを持つ。サーブも壮絶な破壊力。あらゆる時のフォームというか形がかっこいい、サーブ、ボレー、バックハンド、スライスと完璧だ。今シーズン急激にのし上がった、今シーズンだけで大会を4勝している。これはすごいですよ。テニスの歴史上最も過酷なほど強者の揃うメンズテニスの今、と言われているだけに。
そのルブレフが、「グランドスラムだけでなく、ナダルが達成したことは想像を絶する」と語っている。
「どの選手も、フェデラーやジョコヴィッチでも、精神的に落ち込んだり試合中に感情的に落ちる時だってある。そうなってしまうと誰だって試合に負けてしまう。ナダルは歴史上で唯一、ナダルだけは気分が悪くてもよくても関係なくプレーができる選手。最終的にいつも勝利する方法を見つけ出す」
「もし3セットマッチでナダルが負けているときは3時間超えの試合になる。グランドスラムなら、相手がとてもつもなく調子がよくて5時間かかるだろう。どうしたらキャリアであそこまでメンタルを強く保ち続けることができるんだろう」と語った。
22歳のルブレフは13日に発表された世界ランクで初のトップ10入り。今シーズンの戦績を34勝7敗としている。驚異的なNEXT GENだ。